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【喋る動物】録音した声を変換して「喋るペット動画」が簡単に作れる、愛ペット・チェンジャー!

time 2019/09/26

【喋る動物】録音した声を変換して「喋るペット動画」が簡単に作れる、愛ペット・チェンジャー!

「生態系のエフェクター」

 

その「工場」の内部には、奇妙この上ない光景が広がっていた。エヌ博士とカブト探偵は、思わず口をあんぐりと開けて、唖然としてしまったのだ。

そこかしこで子どもくらいの背丈の生き物がうごめいている。彼らは一見、忙しく立ち働いていた。しかし、そこには「意思」というものが欠落していた。あたかも心を持たぬ操り人形の集団のように。

そもそも彼らの顔は人のそれではなかった。彼らは様々な動物の顔をしていたのだ。そこにいたのは、動物の顔をした小さな労働者たちだった。

「工場」内の床には、ケシの「さく果」やアサの「花冠」、「葉」が散乱していた。または、非常に強い酒を蒸留しているらしい区画もあった。何か薄っぺらい紙のようなものを印刷し続けている巨大な機械もあった。

動物の顔を持った労働者たちは、黙々と労働に従事していた。「工場」の内部をいくら進めども、その光景にどこまでも埋め尽くされていた。二人がすぐそばを通りすぎても彼らは見向きもしなかった。そこは全く陰気な場所に違いなかった。

「当然だけど、物語は続いているんだな」とエヌ博士が言った。「ああ。口のない物語だ」

「いったい、何の話を?」

「知っているかね」と、エヌ博士はカブト探偵の言葉を遮るように言った。「洞察力というものを。洞察力を鍛えれば、心が読めるとまでは言わないが、ある程度心の内部が見えることがある」

「それはまあ、言わんとしていることは分かりますよ。なにしろ僕は探偵なのだし」

「彼らを見たまえ。彼らはもともと人間さ。虐げられた子どもたちだ。恐らく独りで弱っているところを拐われてきたんだろう。あちこちからね。しかし、今ではもはや動物に成り下がってしまっている。それでも、物語は続いている。『声』が微かに聞こえるんだ」

「それにしても、なんと陰気臭いんだろう!」

突然、動物好きのカブト探偵が、憤怒に我を忘れたように叫んだ。

「馬鹿げている!動物たちだって確かに生きているんだ!彼らはペットであって、決してパペット(操り人形)なんかではない……!」

カブト探偵の怒りの叫びが、薄暗い工場内に虚しくこだました。それでもなお動物の労働者たちは、働く手を一瞬たりとも止めることはなかった。

「いいかね」と、ややあってからエヌ博士が言った。「やつらは心の弱い部分につけこんでくる。それは詐欺師の常套手段だ。だが、この流れを変えてやろうか?」

カブト探偵は、驚いてエヌ博士の顔を見やった。

「そんなことが可能なのですか?」

「私を誰だと思っているのかね。偉大なる民間の大科学者エヌ・M・エル博士とは、私のことさ」

そう言うと、エヌ博士はおもむろに親指と人差し指を鼻腔に突っ込んで、やがて「……よし!これだ!」と叫んだ。それから、しっかと掴んでいた鼻毛を、したたかに引っこ抜いた。抜いたその鼻毛の先には、特大の鼻くそではなく、小さなカプセル装置がついていた。エヌ博士はにやりと笑い、カプセル装置を潰した。

閃光が迸った。薄暗い工場内部が一瞬だけ昼になったかのような眩い光。光はその場を支配するかのようだった。そして、光は消えた。

やがて、四方からもぐもぐと声が聞こえてきた。

「夢を見てたみたい……」

「……お家に帰りたいよ!」

「僕、拐われてきたんだ……」

「……あたしもよ。でもあんまり覚えていない」

「僕、また口がきけるようになったぞ……!」

「ああ!お話できるって素敵ね……!」

声はどんどん大きく、そして雑多なものになっていく。

「帰りたい!……お家に帰りたいよ……!」

しかし、それも束の間、館内スピーカーから非常用のサイレンがけたたましく鳴り始めた。そして、機械じみた耳障りな声が、館内放送を通してしゃべりだした。

「……一同、静まりなさい。えい、静まりなさいったら!」

「おお……!くそったれのササゲンテスめ!」と、エヌ博士が髪の毛を掻きむしらんばかりに叫んだ。驚いたことに館内放送の声は、その叫びに対して言葉を返したのだった。

「……ふん……やってくれるじゃないか。我が従順なペットたちに余計なことをしおって。ともあれ、お二人には収容所の我がオフィスまで来てもらおうか。収容所への扉は、今、開かれた……」

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コメント

  • Хорошая статья

    by Greggpax €2019年10月14日 4:25 PM

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